ジョイエブリタイム株式会社

自分だけのネオンカラーで、気持ちを染め上げて。DIFFUSER新作「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」

自分だけのネオンカラーで、気持ちを染め上げて。DIFFUSER新作「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」

2023/11/10

アイウェアアクセサリーブランドDIFFUSERの、2023AWデリバリーが始まった。今回の新作でDIFFUSERは、二つの点で大きく飛躍したと思う。一つは、ファッショナブルであること。そしてもう一つは、インテリアとしての提案。もちろんこれまでだって、これらはDIFFUSERの特徴だったわけだが、今回の新作でさらにその魅力が開花しているように思えるのだ。どちらについても詳しくご紹介したいところだが、今回はまずファッションにおけるアイウェアアクセサリーの新たな役割について、新作「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」を通じてお届けしたい。

ネオンカラーの華やかでポジティブな魅力

DIFFUSER 2023AWの新作で一際目を引くのは「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」だ。目が覚めるような、と比喩しても決して大げさではないその鮮やかさ。その大胆なコントラストは、脳の一点を刺激するように、見る者をハッとさせる。

 

このところずっとネオンカラーに注目していた。というのも、2022-2023AWのコレクションで、名だたるラグジュアリーブランドがこぞってネオンカラーを提案していたからだ。ビビッドなピンクを全面に展開した「VALENTINO」をはじめ、同じくピンクをキーカラーとした「Dolce&Gabbana」「PRADA」「LOEWE」。ピンクに限らず「BURBERRY」や「BALENCIAGA」「Alexander McQueen」なども、全身をカラーで包んだルックが印象的だった。

 

コロナが明けたこのシーズンのコレクションは、活力と希望に溢れているようだった。華やかでポジティブなパワーで満ちている。こういう色を身に付けたいなと、自然と思わせてもらえた。

 

しかし、とはいえ、全身をネオンカラーで包むのはなかなか勇気のいること。日常的に取り入れるならば、もう少しバランスをとってスタイリングに落とし込む必要がありそうだ。

 

そこで参考になるのが、同じく2022-2023AWコレクションより「GIVENCHY」や「BOTTEGA VENETA」「CHANEL」のルックだ。全身を黒でまとめ、シューズやバッグなど、一点だけネオンカラーを投入。それはまるで夜の街に浮かぶネオンサインのように、どこか親しみやすく、でも非現実的で、とても魅力的だった。これなら、取り入れられそう。

 

さて、今作「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」は、そんなことを考えていた矢先のデリバリーだった。ネオンカラーは、先述のコレクション以降現在にいたるまで、ファッションにおいてキーになっていると思う。黒でまとめたスタイリングにネオンカラーを一点投入のルックを、その身一つで表現しているようなこのグラスコードは、もはや単なるグラスコードではない。抜群のセンスをまとった、時代を表現するファッションアイテムだ。

京都の伝統技法「かすり染め」で表現されるネオンカラーグラデーション

「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」は、かすり染め(絣染め)による製品だ。DIFFUSERではこれまでにも何本かかすり染めによるグラスコードを展開してきたので、ご存知の方も多いかもしれない。生産は京都。京都といえば日本の高度な伝統技術が多く残る土地だが、それはかすり染めにおいても然り。今作も優れた工房で生産されている。

 

かすり染めとは、一本の糸に多くの色を入れる染色技法のことだ。いくつかの方法があるが、今作では漬け絣という技法が用いられている。漬け絣では、まず配色を決めたあと、それぞれの色にあった染料をつくるところから始まる。今作においては特にこの工程が難しく、ネオンカラーの染料が存在しないため、既存の染料を細かく調合することで、イメージする蛍光色に近い発色を開発したようだ。特殊なカラーということもあり、相当な試行錯誤を経たらしい。

 

そして、長い糸を順番に染料に漬け、乾かし、漬け、乾かしながら染めていく。発色がちょうどいい塩梅となるよう、どの工程も繊細な手仕事で。2色が絶妙に混ざり合う箇所の美しさは、まさに職人技と呼べるだろう。

自分だけのネオンカラーで、気持ちを染め上げて

「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」は、メガネとの結合部分と首に垂れる部分がブラックカラーで、顔まわりにネオンカラーの曲線が描かれるデザインだ。鮮やかなネオンカラーは束の間のグラデーションでブラックカラーに移行し、メガネの一番近くではブラックメタルのパーツが鈍く光る。

 

ネオンカラーはもちろん、ブラック部分の、紐とパーツとの素材のコントラストが良い。こういう洒落たこだわりがDIFFUSERのニクいところだ。

カラー展開は「Red & Black」「Light Blue & Black」「Yellow & Black」「Orange & Black」「Green & Black」「Purple & Black」「Pink & Black」そして「White & Black」の8色。なかなかの数だが、だからこそ自分にピッタリの色を見つけられるだろう。

これまでもDIFFUSERのグラスコードはファッションアイテムだったが、今作ほど、これを中心にスタイリングを組みたいという気持ちになったことはないように思う。

グラスコードという小さなアイテムだからこそできるお洒落がある気がする。これからの季節、全身黒でまとめて、首元にこのグラスコードを垂らしてみよう。よりネオンカラーを目立たせたいから、ブラックのタートルなんかがいいかもしれない。私の今の気分はピンク。普段は身につけないような色で、ちょっと大胆な自分を演出してみたい。

 

あ、なんか私ワクワクしているな、と、「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」を手に取りながら考える。手仕事のネオンカラーは意外と抵抗なく自分に馴染み、気持ちをポジティブに染め上げてくれるようだった。

 

DIFFUSERは、ファッションの新しい楽しさを教えてくれるようなブランドなのだ。2023AW「NEON COLOR DYEING GLASS CODE」を中心に明日のコーディネートを考えつつ、私は改めて、そう思った。

NEON COLOR DYEING GLASS CODE

 

■PRODUCT NUMBER
SG1147

 

■PRICE
¥ 6,000(税抜)

 

■COMPOSITION

・ Japanese polyester cord
・ Japanese brass parts
・Made in Japan

 

■COLOR
・
A / Red & Black
・
B / Light Blue & Black
・C / Yellow & Black
・
D / Orange & Black
・
E / Green & Black
・
F / Purple & Black

・G / Pink & Black

・H / White & Black

 

■SIZE
74cm

山田ルーナ - 文

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