DIFFUSERがミリクロスのアイウェアスタンドで紡ぐ、新たな物語。
2025/02/10
DIFFUSERの新作「MILICLOTH EYEWEAR STAND」は、ファッション業界が今注目している素材・ミリクロスを使ったアイウェアスタンド。以前から様々なアイウェアアクセサリーでDIFFUSERが採用してきた、この超高密度ナイロン素材の特徴とは?素材だけでなく製法も特別な、360度DIFFUSERらしい筒形アイウェアスタンドの魅力に迫る。
ミリクロスの新たなアイテムが登場
レザーのイメージが強いDIFFUSERだが、彼らが密かに愛してきた素材の一つにミリクロスがある。
ミリクロスは、柔らかさと耐久性を併せ持つ超高密度ナイロン素材。スエードタッチの滑らかな質感と上品な光沢が、他の化繊では味わうことのできないラグジュアリーな印象を演出する。実際高級車の内装にも用いられる生地であり、その素材の良さはお墨付きだ。
そして見た目や触り心地の良さだけではなく、撥水性や軽量性、そして高い耐久性を備えていることもポイント。現代の多忙なライフスタイルにも寄り添う。
DIFFUSERは、この生地の可能性をいち早く見出し、アイウェアアクセサリーという領域に取り入れた立役者だ。ミリクロスの特性は、実はアイウェアアクセサリーととてもよくマッチする。軽くて丈夫で汚れにくく、しかも高級感と品を兼ね備えるミリクロスがもたらすのは、よりファッショナブルにそして快適に楽しめる、アイウェアアクセサリーの明るい未来だろう。
今回ご紹介する「MILICLOTH EYEWEAR STAND」は、そんなミリクロスを用いたアイウェアアクセサリーの最新作だ。これまでのミリクロス製アイテムとも一線を画すアイウェアスタンドの魅力を、写真とともにご紹介する。
360度DIFFUSERらしい筒形のアイウェアスタンド
DIFFUSERの新作「MILICLOTH EYEWEAR STAND」は、ミリクロスという超高密度ナイロン素材を用いたアイウェアスタンド。硬そうでいて柔らかく、柔らかそうでいて硬い、不思議な存在感がある。
その独特の出立ちの理由は、芯材を筒状に縫製したユニークな構造にあるのではないだろうか。
強度のあるプラスチックの芯材が、表地をミリクロス、裏地を起毛加工のポリエステル素材で、くるっと包まれている。ミリクロスとポリエステル素材をまずは縫い合わせたあと、そのひと繋ぎの生地で芯材を包み、裏地をすべて内側に仕舞い込んだあと落とし蓋をするようなかたちで仕上げているのだ。複雑だが、記事を芯材に貼り付けるのとは違い、空気を含んだような心地よい立体感がある。
なおDIFFUSERといえばカラーコントラストと思う方も少なくないと思うが、本作もまた外側のミリクロスと内側の素材とのカラーコントラストが魅力。デザイナー広瀬氏の色彩感覚とそのセンスで、インテリアにこだわる方にも納得いただける一本に仕上がっている。サイドに施された素押しのブランドロゴも、控えめでカッコいい。
ちなみに、内側のカラーは、真横から見た時ほんのチラッと覗くデザインになっているが、このチラッと加減もミソ。実は、ここのコンマ数ミリのこだわりで何テイクかサンプルを重ねた……なんて裏話も聞いている。つまり、DIFFUSERらしさを360度存分に味わえる一作なのだ。
ちなみに展開カラーは「Black & Dark Red」「Navy & Light Brown」「Beige & Dark Brown」「Tabaco & Dark Grey」の4種類。バイカラーなのにシックというのが、DIFFUSERのすごいところ。シックなデザインをコンセプトにしているブランドは、モノクロトーンのプロダクトを作りがち……というのはやや偏見かもしれないが、しかし実際のところそうだと思う。そんな中でDIFFUSERは、これだけ色を使っていながらも、大人っぽい雰囲気を存分に楽しめるのだ。
おおらかに、多様なシーンを包む
DIFFUSERのアイウェアスタンドは、機能とデザインのバランスが取れているからこそ、様々な用途で使うことができる。
メガネやサングラスを優雅に収納することはもちろんのこと、ステーショナリーや小物のオーガナイザーとしても機能するだろう。デスクの片隅に置けば、ペンや文房具を美しくまとめ、お気に入りの空間をつくることができるはずだ。起毛ポリエステルにより、内側は柔らかくクッション性もあるので、とっておきの万年筆を収納しておくのにも良い。
ワークスペースを飛び出してリビングに置くこともおすすめ。リモコンなどの日用品を一つにして、散らかりがちなアイテムに定位置を与えることで、ちょっとした日常動作をスムーズにしよう。ほんのささやかな工夫だが、小さなストレスが解消されることで暮らしがグッと豊かになったりするものだ。
こんなふうに、コンパクトなサイズながら、無限の可能性を秘めた「MILICLOTH EYEWEAR STAND」。汎用性の高いアイテムなので、ギフトのとっておきの選択肢にもなりそう。誰に渡しても、それぞれにとって心地よい存在となるだろう
「MILICLOTH EYEWEAR STAND」を眺めていると、その用途の多様性、おおらかさは、製法とも重なっているように思える。プラスチックの芯材を、くるんと包み込んでできた本作。どんなシーンも、その仕様と同じく、くるんと。おおらかに受け入れて包み込んでくれるはずだ。
アイウェアアクセサリーを超えて、生活そのものを豊かに
革新的な素材ミリクロスを採用したアイウェアスタンド「MILICLOTH EYEWEAR STAND」をご紹介した。
アイウェアアクセサリーを通じて日常を豊かにするべく挑戦を続けるDIFFUSER。その視点はアイウェアという枠にとどまらず、時にファッション、時にインテリアという様々な角度から、私たちの日常に新鮮な驚きをもたらしてくれる。
デスクに置かれたアイウェアスタンドを眺めていると、DIFFUSERの手がけるアイテムはただの道具ではなく、生活そのものを豊かに変える力を持っているなと確信する。そのプロダクトは使い手と共鳴することで、それぞれ新たな物語を紡ぎ出す。あなたの物語はどのようなものだろう?ぜひ自分らしく生活に取り入れて、その変化を楽しんでみてほしい。
山田ルーナ - 文