ジョイエブリタイム株式会社

韓国市場におけるCORNER & DIFFUSERの今とこれから

韓国市場におけるCORNER & DIFFUSERの今とこれから

2025/12/10

韓国は動きの早い市場だ。景気や政治の影響がそのまま街の温度に表れ、ショップの空気感も季節のように変わっていく。

 

そんな中で、今年特に存在感を増していたのが、福岡発のアイウェアブランドCORNERと、東京発のアイウェアアクセサリーブランドDIFFUSERだ。

 

どちらのブランドも、韓国での認知が確実に広がり、“選ばれる理由”が目に見えるかたちとなってきている。今回の韓国訪問は、その手応えを現地で確かめ、一層拡散させるために、有意義なものとなった。

業界でも一目置かれるLACITIPOへ

最初に向かったのは、今回の韓国訪問の中心となるアイウェアショップ「 LACITIPO(ラシティポ) 」だ。

 

ソンス(聖水)に本店を置く「LACITIPO」。ソンスの他には、今勢いのある都市、スウォン(水原)にも2店舗を構え、現在韓国国内で計3店舗を運営している。

 

スウォンは、ソウル中心部からおよそ30分の位置にあるエリア。カカオやLINEの本社が並び、家賃はすでにソウルに次ぐ高さ。新しいカルチャーと若い購買層が育つ街だ。

アイウェアショップ「LACITIPO」と聞けば、業界内では一目置かれるような存在である。DIFFUSERの広瀬氏曰く、韓国の関係者に「LACITIPO」と取引をしていると伝えると、「センスの良いお店に置いているんですね」と良い印象を持たれることが多いのだとか。独自の美意識をもつ、信頼されているショップなのだ。

 

「LACITIPO」ではCORNERが確かな軸になりつつあり、DIFFUSERもまた、2025年に2つの別注アイテムが生まれるなど、今後の柱として育ち始めている。

 

日本に比べ、よりファッションとしての立ち位置が強い韓国のアイウェア業界。そういう店で展開を広げていくというのは、アイウェアブランドとしてとても意味のあることだ。この都市で受け入れられるデザインは、逆輸入のようなかたちで、日本の今後の流行にもつながっていくだろう。

韓国のオプティシャンと、日本のオプティシャン

ここで少し、韓国と日本のオプティシャンの違いをご紹介したい。

 

韓国のアイウェアショップを訪れてまず驚くのは、スタッフの見た目の違いである。

 

日本で眼鏡屋というと、スーツを端正に着こなした店員の姿が今も一般的だが、韓国は少し違う。ストリート感のあるファッション、タトゥー、シルバーアクセサリーに、個性的な髪色。セレクトショップに来たのかと錯覚するような洒落たオプティシャンが、日本と比べて明らかに多いのだ。先にご紹介した「LACITIPO」のスタッフも、まさにそんな雰囲気である。

 

そして、外見は自由そのものなのに、接客は驚くほど丁寧で誠実。見た目はファッション、仕事はプロフェッショナル……そのギャップこそが、韓国のアイウェア業界を盛り上げているのかもしれない。

 

さて、こうした空気感の中で、CORNERとDIFFUSERが受け入れられている理由とはなんだろう。背景を考えつつ、各ブランドの特徴を改めて見てみよう。

今一番「育てたい」と思わせるブランド、CORNER

韓国のファッションとアイウェアは、もともと感度の高さで知られている。その中でCORNERは、いわば“玄人の琴線”を震わせるブランドだ。

 

韓国のバイヤーやスタッフは、こう話す。「綺麗なメガネなら他にもある、でも味が薄いんだ」。

 

その点CORNERは、決して味が薄いとは言えないブランドだ。ご存知のとおりヴィンテージ一型につき解釈を変えて二型展開するという、コンセプトの面白さ。デザインに向き合い尽くしているからこそ、一見シンプルなモデルだとしても線の気配が濃く、抑揚がある。プロダクトに“人間の温度”がしっかりと残っているのだ。

 

なおCORNERは1月には新作3型が登場する予定で、すでに期待値が高まっている。インスタグラムの世界観も韓国で強く支持されており、メガネ単体ではなく“スタイル”として理解されているのを感じた。

DIFFUSERは、本当の意味で唯一無二に

DIFFUSERは、これまでもじわじわと感じていた韓国国内での“伸び”を、今回の訪問で明確に実感した。

 

中には、国内の似たブランドの取り扱いをやめ、DIFFUSER一本に決めたお店もあるのだそう。小物は売れないと言われる韓国で、これは驚くべき成果である。

 

先にご紹介したとおり、国内で信頼されているアイウェアストア「LACITIPO」で別注アイテムを展開するなど、注目を集め続けるDIFFUSER。「LACITIPO」のほか、ソウルのローカルエリアに店を構える知る人ぞ知るアイウェアストア「OJO」でも、DIFFUSER の勢いは明確だ。

これらの結果は、DIFFUSER が韓国市場で“確かな位置”をつかみ始めたことを示していた。初回の小さなトライが、次の発注につながり、気づけばその店のラインナップの中心に近づいている……そんな成長のプロセスが、今回いくつもの取扱店で見られた。

 

そしてこの結果は、また次の導入を呼び、ブランドの輪郭を韓国国内でさらに強くしていくだろう。

不景気の中での本物への回帰

現在、韓国は政治的な影響もあり、特に中間層を中心に不景気が顕著だ。この数年間で売上が半分以下になった店舗も珍しくない。

 

そんな中でDIFFUSERとCORNERが選ばれているのは、本物を求める消費者が確かに存在する、ということを意味しているのではないだろうか。

 

量は売れなくとも、質に投資したい人はいる。「単なる小物」ではなく「気分や世界観を引き上げてくれるもの」を求める層は、むしろ以前より増えているのかもしれない。

 

今回の韓国訪問で強く感じたのは、CORNERやDIFFUSERがそういったニーズにしっかりと応えている、という事実だった。そしてその結果、業界からの信頼が増しているということ。

 

不景気の中での本物への回帰。それは両ブランドにとって勝機であり、理想的な成長のかたちだと思う。

選ばれたブランドとして、これからの韓国で

数年前と違い、今の韓国市場は決して楽ではない。しかしだからこそ、選ばれたブランドは静かに強く伸びていく。

 

そして、その波に確実に乗っているCORNERとDIFFUSER。

 

距離の縮まりをより実感した今回の韓国訪問。帰り際にスタッフたちに言われた「また来てください」という言葉は、単に商売の言葉ではなく、“このブランドを一緒に育てよう”と願う本気の言葉だろう。

韓国は、成長のスピードも、風向きの変化も速い国。しかしそのスピードの中で、IFFUSERとCORNERは確かな場所を見つけ、根を張り始めている。

 

次に訪れるとき、どんな景色が待っているだろう。そう思わせてくれる今年最後の韓国訪問を終え、CORNERとDIFFUSERは新しい年を迎える。

山田ルーナ - 文

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。

IMPORTANT INFORMATION

You can select multiple languages by clicking
G button in the upper right corner
右上のGのボタンをクリックすると
多言語の選択が可能です