ジョイエブリタイム株式会社

ラウンドメガネ再考。クラシックとモダンの融合で魅せるMr.Gentleman EYEWEARのアイウェア

ラウンドメガネ再考。クラシックとモダンの融合で魅せるMr.Gentleman EYEWEARのアイウェア

2023/07/20

『Mr.Gentleman EYEWEAR(ミスタージェントルマンアイウェア)』の新作をご紹介する。今回取り上げるのは、ブランドの中でもファンの多いツインブリッジシリーズの新作「YUSAKU」と「JOHNNY2」だ。2021年の秋に発表されてからこれまでモデルを増やしつつ大切に守られてきたこのシリーズだが、今度はどのような新しい視点を我々にもたらしてくれるのだろうか?2つのモデルに共通する魅力に迫る。

ツインブリッジシリーズとは

最新モデル「YUSAKU」と「JOHNNY2」をご紹介する前に、そもそもツインブリッジとはどのようなシリーズなのかおさらいしておきたい。

 

ツインブリッジ(Twin Bridge)とは、2021年秋に発表された『Mr.Gentleman EYEWEAR』の定番シリーズの一つ。新しいブリッジ構造を採用したシリーズで、 二つの異なるパーツを組み合わせることにより、一見交わっている様で交わっていない奥行きのあるデザインに仕上がっている。この複雑なデザインは、およそ6年の時をかけデザインされたのだそうだ。『Mr.Gentleman EYEWEAR』はもちろん進化を続けているアイウェアブランドではあるが、現時点での集大成的な作品と言っても過言ではないほどの完成度だと思う。

ツインブリッジが発表された時にデザイナーの高根俊之氏を取材させていただいたのだが、このシリーズについてこんなことを言っていたのが印象的だった。

 

「以前から、人と人との関係・繋がりみたいなものをデザインとして落とし込めないかを考えていました。つまり〈ツインブリッジ〉は、人と人をテーマにしたデザインなのです」

 

ツインブリッジシリーズは、人と人との関係・繋がりそのものをイメージの拠り所としてデザインされた。以前から、特定のクラシックモデルを現代に落とし込むだけでなく、イメージそのものを落とし込むことで全く新しいデザインに出会えないかと考えていたという高根氏。二つの線がすれ違いつつも重なり合う様子は、まさに人と人との関係・繋がりを表現したデザインだと言えるだろう。

 

またこのデザインは、メガネをかけた際の見た目にも面白い効果を生んでいる。

 

一見交わっている様で交わっていない、二本の独立したパーツが織りなす造形美。この二本の曲線は一見変わったデザインに思えるが、華奢な線で繊細に作られているため、かけてみると意外と顔に馴染む。むしろ、そのささやかな、かけてみると気がつかないくらいの「普通じゃなさ」が、顔自体を引き立ててくれるような効果があるのだ。そして『Mr.Gentleman EYEWEAR』のアイウェアは、ご存知のとおり日本のアイウェアストアのオーナーが立ち上げたブランドだからこそ、アジア人にフィットしたかけ心地を提供してくれる。
そのかたちが落とす影は、鼻のラインと穏やかに交差し、あなたの顔に美しい立体感、奥行きを作ってくれるだろう。

「YUSAKU」と「JOHNNY2」は玉型モデル

さて、ツインブリッジについて簡単な説明を終えたところで、このシリーズの最新作である「YUSAKU」と「JOHNNY2」にフォーカスしよう。

 

この2型は、いわゆる玉型。角のない丸みのあるレンズで、比較的誰にでも似合う。また上品なイメージがあるので、フォーマルな場でもかけやすいのが特徴だ。

 

まず「JOHNNY2」についてご紹介する。これは、ツインブリッジシリーズが立ち上がった時から続くモデル「JOHNNY」のサイズ違いだ。元々の「JOHNNY」のインナーリムなしカラーのレンズ幅が47mmだったことに対して、今回の「JOHNNY2」のインナーリムなしカラーは49mmに設定されている。ブリッジの幅(21mm)やテンプルの長さ(145mm)は同じ。レンズの幅がそれぞれ2mm長くなっただけの、文字にするとほんのささやかなアップデートである。

 

しかしこれは実際にかけてみると大きな変化で、このサイズ差によりさらに多くの顔の大きさに合うようになったことはもちろん、ファッションとしても、より楽しめるようになったのではないだろうか。今回はカラー展開も増え、ベーシックなカラーだけでなく遊び心のあるカラーが揃ったことも魅力的。ちょっとだけ大きくなった丸みのある卵型にぴったりの、上品ながら個性的なカラー展開が嬉しい。だから、顔の小さい女性があえて大きめにかけるのもおすすめだ。この赤なんて、女性が麦わら帽子と合わせても可愛いんじゃないだろうか?ルージュの色を合わせて、夏のお洒落を楽しめそう。

「YUSAKU」は、より正円に近いかたち。大きい口径の丸いメガネなので、トンボメガネという言葉を想起する方も多いかもしれない。ここまで丸いとクラシックなイメージが強すぎてかけづらいのでは?そう思う方もいるだろう。しかし、これらのメガネのデザインをよく見てほしい。先ほど説明したツインブリッジの繊細なデザインがあるからこそ、このラウンド型のレンズが古い印象で終わらず、むしろモダンな雰囲気に昇華されていないだろうか?

ラウンドメガネを再考する

あのハロルド・ロイドがセルロイドのラウンドメガネをかけていたことから、ラウンドメガネは2つの意味で、ロイドメガネとも呼ばれてきた。丸いメガネというと、彼の姿を思い出す人も多いだろう。黒くて丸い、あのセルフレームのメガネ。しかし一方でメタルフレームのラウンドメガネも、ジョン・レノンの影響で強い印象がある。

 

しかしどちらにも言えることは、やはり時代を感じるメガネ姿だということだ。古風。クラシック。昔ながら。そんなイメージがラウンドメガネにはあった。

 

 

だがこの「YUSAKU」は、ツインブリッジだからこそラウンドメガネをモダンに昇華させている。柔和かつ知的というラウンドメガネの古くからの良さはそのままに、現代のファッションに非常に合わせやすいデザインになったと言えるだろう。

「JOHNNY2」もまた以前より大きくなったことでラウンドみが増しているが、「YUSAKU」と同じようにツインブリッジだからこそ、そのクラシックさを現代的なお洒落に落とし込むことができる。

今こそ、ツインブリッジのラウンドメガネなのかもしれない。
がらっと気分を変えてみたい方は、「YUSAKU」のとことんラウンドを。いつもの雰囲気からちょっとだけチャレンジしてみたい方は、「JOHNNY2」を。……これらのクラシックなかたちは、『Mr.Gentleman EYEWEAR』ならではの色合い、バランス、そして何よりツインブリッジの造形美をもって、今だからこそかけたいメガネに仕上がった。

 

クラシックとモダンの融合で、ラウンドメガネという楽しみが、私たちのメガネライフにぐっと広がったように思う。『Mr.Gentleman EYEWEAR』のツインブリッジで、まだ出会ったことのない柔和で知的な自分に出会ってみたい。

 

 

 

【あわせて読みたい】

 

・「ツインブリッジ」で人と人との繋がり描く。Mr.Gentleman EYEWEARの集大成的最新作

 

・Mr.Gentleman EYEWEAR〈ツインブリッジ〉シリーズに新作が登場

山田ルーナ - 文

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