ジョイエブリタイム株式会社

福岡のストリートから世界へ。本気で遊び、挑む、アイウェアブランド「corner」の魅力

福岡のストリートから世界へ。本気で遊び、挑む、アイウェアブランド「corner」の魅力

2024/03/20

2023年秋にローンチしたアイウェアブランド「corner(コーナー)」。発売前にFEATURE記事を2本書かせていただいたこともあり、ローンチ後の様子をチェックしにインスタグラムを訪れてみると、フィードには以前見せていただいたものとは別の新しいイメージ画像が並んでいた。ファッショナブルな男女が「corner」のアイウェアを着用しているのだが、アイウェアのルック画像というよりはファッションスナップのような雰囲気で、カッコいい。今回は、拠点である福岡で撮り下ろされたこれらの画像と共に、今の「corner」そしてこれからの「corner」について、ご紹介したい。

「From FUK」福岡の、唯一無二の空気感

「corner」は、福岡に拠点を置くアイウェアブランドだ。福岡市内のアパレル関係者や美容師、そしてメガネマンなどファッションカルチャーの作り手たちが集い、今かけたい本当にカッコいいメガネを提案する。

 

ブランド名は曲がり角を意味する「corner」に由来しており、デザインコンセプトはまさに『デザインの曲がり角』。頭文字である “c” を “<” としたのは、ブランドの潜在的なエッジをより強調し、デザインの細部や背景により注目したいと考えたからだ。「corner」が描くのはゆるやかな曲線というよりは、シャープな曲がり角。思い切って進んだ道の向こうに、新鮮な発見や驚きは存在する。

デザイナーは、福岡と山口でアイウェアストアを展開する『POTATO MEGANE(ポテトメガネ)』の山本真一路さん。私も福岡の店舗をを訪れたが、コンセプティブな店内デザインやセレクト、またスタッフが非常に魅力的で、人気を集める理由が分かった。

 

それから、福岡という土地柄だろうか、ファッション感度の高いお客さんが多いのも印象的だった。スタッフもお客さんも、皆お洒落。アイウェアストアというよりは、セレクトショップのような雰囲気だ。

 

さて、現在「corner」のフィードに並ぶイメージ写真には「from FUK」というキャプションが添えられている。「FUK」とは、福岡空港のIATA空港コード(3レターコード)。つまりこのキャプションは「福岡より」を意味するのだろう。

山本さんは「corner」の拠点である福岡を、唯一無二の空気をもつ街だと話す。

 

「良い意味で福岡らしさというのがあるんです。独特のクセをもっていて、だけどそこには同時に品もあるというか」

 

実は今回のイメージ画像は、拠点福岡で、福岡のメンバーにより撮り下ろされたものだ。撮影は「corner」が初期からタッグを組む福岡在住のフォトグラファー。モデルやスタイリングには福岡の美容師やアパレル関係者らが参加した。

 

「東京とも関西ともまた違う、福岡らしさというものがありますよね。今回、この街のカルチャーを作っていく者たちで撮影を行ったことで、その空気感を、『corner』がもつ魅力の一つとして表現できたと思います」

最初に感じた、アイウェアブランドのルック画像らしくないというその印象は、やはり間違っていなかったのかもしれない。アイウェアは決して主役ではなく、あくまでファッションカルチャーの一つとして、スタイリングに溶け込んでいる。

 

この新しい感覚は、確かに福岡に拠点を置く「corner」ならではだと思った。ファッションも、ヘアスタイルも、アイウェアも、同等にカッコいい。そのカッコよさはどこか軽やかで、とてもバランスがいいのだ。

ハマる人はハマる「corner」の絶妙なバランス感覚

「corner」の魅力は、その世界観だけにとどまらない。デザインはカッコよく軽やかだが、一度手に取れば、質の高さに裏打ちされた重厚な存在感を実感できるだろう。

 

山本さんは、そのバランスこそが「corner」の魅力だと話す。

 

「先日取扱店舗の方がインスタライブをされていたのですが、デザインだけでなく製造面で『corner』を評価していただけているのが嬉しかったです。例えば、磨きの美しさや、生地のきめ細やかさなどですね。『corner』はヴィンテージを土台にしていますが、私たちがこだわっているそういう細部にこそ、ヴィンテージにはない魅力が詰まっていると思っています」

「corner」のアイウェアは、二つのシリーズに分類される。【Reserch】と【Sublimation】。一つのヴィンテージメガネをベースに二型ずつ、アプローチを変えて製作しているのだ。【Reserch】は、徹底的に研究し、復刻したもの。そして【Sublimation】は、徹底的な研究をもとに、オリジナリティあるものへと昇華したものである。

 

私はこれを、もしかすると失礼な表現かもしれないが、山本さんの本気の遊びのように感じている。真面目にふざけるというか、大人ならではの楽しみ方を「corner」は知っているような気がするのだ。だからこそ「corner」のアイウェアは、ハマる人にはハマるのだろう。ハマるとはつまり、心の底から共感できるということ。ファッションもヘアスタイルも、音楽も、アートも、本気で向き合い楽しめる人こそ、本物のカッコよさを手に入れられる。こういったカルチャーを愛する人たちが、ジャンルの垣根をこえて良いと思えるアイウェア、それが「corner」なのかもしれない。

次の新作は色気のあるフレンチテイスト

今回特別に新作の構想を聞かせていただいたのだが、次の二型もすごくカッコよかった。フレンチヴィンテージをベースとした、色気のあるフレームたち。山本さんはこれらの新作を「固いお仕事の方でも日常に楽しみを見出してもらえるように」と表現したが、まさにそういうデザインだ。秋の発売を楽しみに待ちたい。

「corner」のアイウェアは、ファッション感度の高い韓国でも、すでに取り扱いが決まっている。今度の新作も含め、福岡で生まれた大人の遊び心あふれるアイウェアがどう評価されるのか、期待が高まる。

 

「やっとローンチできたばかり。お客様の本当の反応が分かるこれからを、楽しみに思っています」

 

福岡のストリートから世界へ。曲がり角の向こう側の世界は、とてもとても広そうだ。

山田ルーナ - 文

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