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憧れのJIMMY、44mmと46mmのミスタージェントルマンアイウェアの新定番

憧れのJIMMY、44mmと46mmのミスタージェントルマンアイウェアの新定番

2021/06/28

ミスタージェントルマンアイウェア(Mr.Gentleman EYEWEAR)の展開するアイウェアに〈JIMMY(ジミー)〉というモデルがある。クラシカルな、ウェリントンタイプのメガネ。よく見るデザインで、アイウェア界でも定番の型といえるだろう。ただ、ミスタージェントルマンアイウェアの〈JIMMY〉は、アイウェア界のウェリントンタイプメガネの中で、今最も注目されているといっても過言ではないかもしれない。実はこのモデル、2020年の秋に販売を開始したばかりなのだが、瞬く間に在庫がなくなってしまうほど、驚異的な売り上げを見せた。…どのブランドも似たものを出しているような定番の型なのに、どうして〈JIMMY〉がそれほどの人気を集めるのだろう?今回の記事では、新しいサイズ展開を迎え、この6月に待望の再入荷が決まった〈JIMMY〉の魅力について 掘り下げたい。

憧れのJIMMY

今年生誕90周年を迎えたアメリカの俳優ジェームス・ディーン。今回フィーチャーする〈JIMMY(ジミー)〉は、このジェームス・ディーンの愛称から名付けられている。

 

ミスタージェントルマンアイウェア(Mr.Gentleman EYEWEAR)の公式サイトより、〈JIMMY〉の説明を引用する。

デザイナーが10代の頃、「ジェームスディーン(ジミー)」は、世界のファッションアイコンでした。白いT シャツにジーンズ、「理由なき反抗」の赤いジャケット、愛車のポルシェ550スパイダー、その全てが彼の憧れでした。そんな中、やはり一番気になっていたのはメガネ姿であり、ジェームスディーンが愛用していたのはタート・オプティカル・エンタープライズィズ社(Tart Optical Enterprises Inc. )のアーネル(Arnel)。JIMMY はArnel をオマージュし、デザイン・クオリティー・バランス、そして細かな箇所までMr.Gentlemanの思いを詰め込み制作した作品です。

 

「憧れを生み出すもの」をコンセプトにアイウェアを展開する、ミスタージェントルマンアイウェアのデザイナー高根氏が、ジェームス・ディーンに憧れて生み出したもの。それが、この〈JIMMY〉というモデルなのだ。

驚異的な人気を集めるも、交通事故のため24歳という若さで亡くなったジェームス・ディーン。しかしそれ故と言ってはよくないが、今なお伝説的な存在として語られ 多くの人を魅了する彼に、長年愛される伝統的デザインの普遍性を重ねたところもあるのかもしれない。

ジェームス・ディーンのメガネ姿の写真を見ると、〈JIMMY〉が彼のメガネをオマージュしたものだということがすぐにわかる。

プライベートで実際に愛用していたというTART社はすでに廃業してしまっているため、いくら憧れても同じものを手に入れることはできない。そこで作られたのが、ミスタージェントルマンアイウェアの〈JIMMY〉というわけだ。

もう当時のメガネと掛け比べることは叶わないが、世界屈指の技術力をもって作られるこのミスタージェントルマンアイウェアのニューフェイスが、もし当時あったとしたなら、その質の良さと快適さから、あるいはジェームス・ディーン自身手に取っていたのではないかとさえ思う。

絶妙な2つのサイズ展開

さて、この〈JIMMY(ジミー)〉は、昨秋に46mmのモデルのみで発売された。今回の再販で特記すべきは、もうひとつ小さいサイズ、44mmのモデルが販売されることだ。

 

まず、2mmの差というのが、本当に絶妙である。
しかもミスタージェントルマンアイウェア(Mr.Gentleman EYEWEAR)らしいこだわりと言うか、なんと言うか…この2mmのサイズダウンも、ただ単純に比率をそのまま小さくしたのではない。レンズの大きさのみを、左右1mmずつ、小さくしたのだ。

 

ここには、せっかくのこのアメリカンクラシックの印象を、サイズダウンした時にも失いたくないという想いが込められている。
ボリュームのあるシルエット、横に伸びたフロントはそのままに、良い意味で野暮ったい印象を残しつつサイズダウン。これにより、顔の小さい方でも掛けやすいモデルに仕上がった。

この2mmの差は、微妙な差だが、掛けてみるとしっかり違う。
顔の大きさなど物理的な問題でのチョイスはもちろんだけれど、自分のよく選ぶお洋服の系統やボリュームによっても、掛け替えることができるだろう。昨秋の販売で既に〈JIMMY〉をゲットされている方でも、きっと新しいサイズも欲しくなるに違いない。もちろん、色違いでも。
たとえ似たものでもそれぞれの完成度が極めて高いのは、ミスタージェントルマンアイウェアの素晴らしい特徴のひとつだ。それらは「サイズ違い」でもなく「色違い」でもなく、それぞれにしっかり魅力がある。

 

〈JIMMY〉の46mmと、新しい44mm。別物として、是非お楽しみいただきたい。

王道だからこそ、Mr.Gentleman EYEWEAR

さいごに、これまでのコラムでも何度も触れてきたが、ミスタージェントルマンアイウェア(Mr.Gentleman EYEWEAR)のメガネだからこその素晴らしい点について触れておきたい。

アイウェア製作に関して世界屈指の技術力をもつ福井県鯖江市の中でも、さらに厳選して最高峰の工場を選ぶミスタージェントルマンアイウェアのこだわりは、この〈JIMMY(ジミー)〉も例に漏れない。

 

アセテートフレームへのこだわりは、以下の記事をご一読いただきたい。
「日本の眼鏡産業という誇り。ミスタージェントルマンアイウェアの最高のアセテートフレーム」

 

正直な話。〈JIMMY〉を実際に手に取る前、筆者はこのモデルにそこまでワクワクしていなかった。「よくある型」という域を出ないだろうと考えたからだ。アメリカンクラシックのこの手のウェリントンメガネは、どのブランドも出しているし、それこそピンキリなので、安いものを探そうと思えばいくらでもある。

 

だが、この目で見て、手に触れて、その考えは変わった。

 

やっぱり、ミスタージェントルマンアイウェアなのだ。

 

肉厚のセルは、良い生地を使っているからか色合いが澄んでいて、その見た目に反して掛けると印象が軽やかだし、何より心地よさが違う。無理なく馴染んで、まるで顔の一部になるような。

クリングス構造とチタン製の鼻パッドも、見た目だけでなく掛け心地に配慮したデザインだということがわかる。(この手のメガネはここをプラスチック製にしていることが多い)
今だけでなく、何十年後も、スタメンとして その時々の服装に馴染んでくれそうな寛容さが、このモデルにはあるのだ。

このモデルにはやはり、今なお愛されるジェームス・ディーンの面影が重なる。
「憧れを生み出すもの」。かつて憧れの対象だったものが、デザイナー高根氏を通して生まれ変わり、そしてまた、新しい憧れをつくっていく。

ミスタージェントルマンアイウェア(Mr.Gentleman EYEWEAR)の人気モデル〈JIMMY(ジミー)〉についてご紹介した。昨秋手に入らなかった方も、既にお持ちの方も、是非新しい44mmと掛け比べつつ お選びいただきたい。

 

いつの時代も愛される王道のアメリカンクラシックを、〈JIMMY〉で完成させて、この夏もおしゃれに楽しみたいと思う。

 

山田ルーナ - 文

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