ジョイエブリタイム株式会社

その曲線に何を重ねる?ブリッジ一体型モデル - Mr.Gentleman EYEWEAR新作アイウェア

その曲線に何を重ねる?ブリッジ一体型モデル - Mr.Gentleman EYEWEAR新作アイウェア

2023/08/20

前回のFEATURE記事「ラウンドメガネ再考。クラシックとモダンの融合で魅せるMr.Gentleman EYEWEARのアイウェア」に続き、今回も『Mr.Gentleman EYEWEAR(ミスタージェントルマンアイウェア)』の新作をご紹介する。全6モデルの新作から今回取り上げるのは、「CLAPTON」と「RENTARO」。「YUSAKU」や「JOHNNY2」などのツインブリッジシリーズと同じくブリッジに特徴をもつモデルだが、今作はどのようなコンセプトでデザインされているのだろう?最新のルック写真とともにその魅力をお伝えしたい。

大人ならではの、ささやかなお洒落。ブリッジ一体型という特徴

「CLAPTON」と「RENTARO」は、至ってシンプルなアイウェアだ。主張しすぎずともきちんと存在感のあるフレームで、クラウンパントタイプの「CLAPTON」ボストンタイプの「RENTARO」ともに確かな知的さを演出してくれる。一本持っていて間違いない、汎用性の高いフレームだと言えるだろう。

|CLAPTON(Mr.Gentleman EYEWEAR)

|RENTARO(Mr.Gentleman EYEWEAR)

ただ、やはり『Mr.Gentleman EYEWEAR(ミスタージェントルマンアイウェア)』のアイウェアはシンプルなだけでは終わらない。無駄を削ぎ落としたミニマルなフェイスをよくよく見てみると、あることに気が付かないだろうか?

注目してほしいのはフロントの中心部分だ。装着時鼻にあたるパーツであるブリッジ、そしてクリングスとパッド……これらのパーツが通常のアイウェアに比べて、どこか滑らかに感じられないだろうか。

 

実はこの部分『Mr.Gentleman EYEWEAR』独自のもので、金型からオリジナルで製作している特別なパーツとなっている。ブリッジとは通常別パーツで作られるクリングスとパッドを、あらかじめブリッジと同じパーツとして作ることで、他にはない一体感のある滑らかな見た目が実現しているのだ。

前回ご紹介したツインブリッジシーズ「YUSAKU」「JOHNNY2」はブリッジが2本交差するデザインが特徴的であり、クリングスとパッドは別パーツで作られていたが、今回ご紹介する「CLAPTON」「RENTARO」はパーツ一体型。デザイン的に珍しく面白いのはツインブリッジシリーズだが、今作は至ってシンプルですという顔をしておきながら、特に横を向いた時に心地よい“違和感”を演出してくれる。それが、ちょっとした秘め事のようで色っぽい。これはあくまで個人的な好みによる感想だが、大人ならではのお洒落という点では、ツインブリッジよりもむしろ今作の方が楽しめるかもしれない。

引き出される知性と、嫌味のない色っぽさ

大学の頃、憧れの教授がいた。服装にこだわっているわけではないのに妙にお洒落に感じる人ってたまにいるが、まさにそういう人で、私はそのお洒落さの理由を「知的さ」とそれゆえの「色っぽさ」だと解釈した。フランスならこういうのをエスプリという言葉で表現したりするのかもしれない。

 

さて、私は今作を見て、まさにそういう人に似合いそうなアイウェアだと感じた。ファッションへの関心の有無に関わらず、その人の知性を引き出し、色っぽさに昇華するようなアイウェア。デザインが前面に出ないので嫌味がなく、お洒落しているという小恥ずかしさも感じにくいだろう。

「CLAPTON」「RENTARO」の特徴は言わずもがな一体型ブリッジだが、『Mr.Gentleman EYEWEAR』デザイナーの高根氏によると、この構造自体は特別珍しいものではないそうだ。最近はあまり流行っていないが、クラシックな眼鏡にはこのような構造が見られるものもある。だから今作は『Mr.Gentleman EYEWEAR』なりにその雰囲気を落とし込んだ、ブランドの中でもクラシックタイプのモデルなのだという。

 

あえて今、この雰囲気を作るということ。温故知新というか、クラシックな中に新しさ……モダンさを見出す『Mr.Gentleman EYEWEAR』の姿勢は、やはり面白いし素敵だ。「『憧れ』を生み出すもの」をコンセプトにアイウェアを作る『Mr.Gentleman EYEWEAR』だが、今作もまた、こういうアイウェアが似合う大人になりたいと、多くの若者の憧れを集めるに違いない。

ブリッジから続く美しい曲線。それはまるで…

ブリッジ、クリングス、パッドと繋がるその印象的な曲線パーツは、オリジナルの金型で作られ、リムに直接溶接されている。

 

斜めから見た時の流れるような曲線が、なんとも美しい。

この曲線、見る人によって様々なものに重ねられるのではないだろうか。例えば、音符。例えば、筆記体。波や植物など自然物のようにも見える。いずれにせよ私たちはこの曲線に、完成された美しい曲線を重ねることができそうだ。

 

あなたはこの曲線に、何を重ねる?それはあるいは視覚的に捉えられるものではなく、心地よいメロディそのものだったりもするのかもしれない。

 

そういえば今作の名前は「CLAPTON」「RENTARO」。エリック・クラプトン、瀧廉太郎と、どちらも音楽家の名前が付けられている。国籍もジャンルも違えど、どちらもそのメロディが時代を超えて口ずさまれているという点では共通していると言えるだろう。

全体に統一感をもたらす素材バランス

最後に、智(ヨロイ)の2本線についても触れておきたい。

 

『Mr.Gentleman EYEWEAR』ファンの方なら他のモデルでご覧になったことがあるかもしれないが、今作もまた智(ヨロイ)部分が2本線の少し凝った作りとなっている。これは細部に特徴を入れたいというデザイナー高根氏のこだわりでもあるが、確かにここにデザインが入っているのとないのとでは大きく印象が変わりそうだ。

ここにほんの少しのアクセントが入っていることで、ブリッジ部分の心地よい“違和感”がより引き立たされている。一見シンプルだが、しかしシンプルなだけで終わるわけがないだろうなと期待させる何かを、この2本のラインもまた良いフックとなって演出してくれているのだ。

 

そういう点ではモダンの先の異素材パーツもまた、そういった役割を果たしている。装着時見えるところではないが、ちらっと覗く素材感が全体にまとまりをもたらして美しい。

 

智(ヨロイ)もモダンの先も、素材やカラーリングのバランスが絶妙だ。こういう細かなこだわりの積み重ねが『Mr.Gentleman EYEWEAR』のアイウェアを唯一無二のものにし、独自の知性、ひいては大人の色気を演出するアイテムになし得ているのだろう。

今回は新作2型をご紹介した。洋服に関心があってもなくても、その方の知性と色気を引き出し、どこかお洒落に見せてしまうような魔法をかけてくれるアイウェア「CLAPTON」と「RENTARO」。試着時は是非斜めの角度で、少し俯いてみてほしい。自分でも知らない自分の魅力が、新しいメロディとなって、あなたのメガネライフを彩ってくれるはずだ。

山田ルーナ - 文

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。

IMPORTANT INFORMATION

You can select multiple languages by clicking
G button in the upper right corner
右上のGのボタンをクリックすると
多言語の選択が可能です