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香り立つ色、持ち歩く芸術。Metropolitan Crossbottleから佐々木香菜子コラボの新作アートクロスが登場

香り立つ色、持ち歩く芸術。Metropolitan Crossbottleから佐々木香菜子コラボの新作アートクロスが登場

2026/09/20

クリーニングクロスブランド「Metropolitan Crossbottle」と現代美術家・佐々木香菜子によるコラボレーションに、ファン待望の新作が登場する。今回新たに加わるのは、モノクロの力強さが目を引く「Sylva」と、記憶の中を泳ぐような色彩豊かな「Wonder」。単なる実用品の枠を超えた、新作2モデルの魅力をご紹介しよう。

ファン待望の、新たなコラボレーション

日常の中にアートを溶け込ませ、「磨く・着る・飾る」という多角的なアプローチでクリーニングクロスの新しい価値を提示し続ける「Metropolitan Crossbottle(メトロポリタンクロスボトル)」。デザイナーのGUSSYが念願としていた現代美術家・佐々木香菜子との初回コラボレーションは、発表直後から大きな反響を呼んだ。

 

そしてこの度、両者のタッグによって生まれたシリーズに、待望の新たなラインナップ2モデルが加わる。ひとつは、深く魅惑的なカラーによりモノクロの力強さが際立つ重厚なモデル「Sylva」。もうひとつは、移ろいゆく光と色彩を思わせる夢想的なモデル「Wonder」だ。

 

サイズはいずれも扱いやすい30cm角。それらは単なる実用品の枠を超え、使う人の内面や感情に寄り添う「持ち歩くアート作品」として魅力を放っている。

また、ダークトーンの色彩とモノクロの硬質な美しさが一枚の中に同居する「Sylva」は、スタイリッシュなファッションアクセントやインテリアアイテムとしても強い存在感を放つ。ジャケットの胸元に挿すポケットチーフとして、あるいはモノトーン調のインテリアを彩るオブジェとして置いた際にも、全体の印象を格調高く引き締めてくれるだろう。

佐々木香菜子、人の内面をアートに換える手腕

佐々木香菜子は、1983年宮城県仙台市生まれ。東北工業大学工業意匠学科を卒業後、22歳でイラストレーターとしてのキャリアを開始し、広告ビジュアル、ファッション、商品パッケージ、ブランドとのコラボレーションといった領域で多様な表現を積み重ねたのち、現在は現代美術家として国内外で高い評価を獲得している。

 

彼女のアート表現の根底にあるのは、「人間の内面を描く」という一貫した姿勢だ。鮮やかな色彩、差し込む光のようなグラデーション、有機的なフォルム、そして躍動するライン。それらを通じて紡ぎ出されるのは、言葉に昇華される前の純粋な感情……それはたとえば、希望や喜び、衝動、葛藤、あるいは欲望といった、人間が抱く普遍的な心の揺らぎである。

 

だからこそ佐々木香菜子の作品は、見つめる者の視線を瞬時に引き込みながら、心の奥底に眠る記憶や静かな感情を呼び起こすのかもしれない。

もう一方の、磨りガラス越しに世界を眺めるような、やわらかな水色も魅力的だ。手に取るたび、使うたびに、慌ただしい日常で波立つ心に静けさと安らぎをもたらしてくれる。

香水のように、コンセプトを身に纏う

前回の佐々木香菜子特集(FEATURE記事「あなただけのためのアート作品を。それを持っている自分が好きになるクリーニングクロス【Metropolitan Crossbottle×佐々木香菜子】)でも言及したが、作品に付けられた名前や、そこに込められた感情のレイヤーについて深く読み解いていくと、「Metropolitan Crossbottle」と佐々木香菜子のコラボレーションは、香水を選ぶ体験と似ていることに気づかされる。

 

調香師が特定の記憶や風景、ストーリーを投影して香りを作り上げるように、佐々木香菜子もまた、自身の内面にある微細な感情やストーリーを、色彩とフォルムに託して画面上に描く。そのコンセプトを受け取ったとき、私たちはそれらを単なる「布」や「模様」ではなく、自分の声と向き合うための媒介として身に纏うことができるだろう。

シックで奥深い陰影を宿した「Sylva」を手にする時、人は自分の中にある落ち着いた知性や静かな情熱に気がつくことができるかもしれない。柔らかに、そして鮮やかに滲んでいく「Wonder」「Sylva」を開く時、人は自分の中にある優しさや、素直な感情を思い出すかもしれない。

 

その日の気分や、なりたい自分に合わせてアートを選ぶ。あるいは、理想とする感情に自分を引き寄せるためのトリガーとして日常に携える。そのようなアートとの付き合い方を、このクリーニングクロスは可能にしてくれるのだ。

日常というキャンバスに息づくアート

磨く、着る、飾る。「Metropolitan Crossbottle」が提示するこのシンプルなコンセプトは、佐々木香菜子の力強くも繊細なアートワークと出会うことで、さらに意味を持つようになった。

 

額縁の中に閉じ込められた絵画を遠くから眺めるだけが、アートの楽しみ方ではない。手で触れ、持ち歩き、日常の道具として使い込む中で、その色彩は生き生きと息をし始め、使う人の生活の一部となっていく。

 

日常というキャンバスに、アートを。お気に入りの色彩をポケットに忍ばせて、今日もなりたい自分に会いに行こう。

山田ルーナ - 文

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