「誇り」が染み込む、バスケットボール選手のためのレザー。DIFFUSERホーウィンメガネケース新色

バスケットボールといえば「SLAM DUNK」か「リアル」か、そのくらいの知識で生きてきた筆者だが、NBAファンな弟の影響で、ここ数年、いくつかの名シーンを見たことがある。忘れられないのは、2019年プレーオフの「トロント・ラプターズ」と「フィラデルフィア・セブンティシクサーズ」の試合。Game 7、カワイ・レナードのブザービーターは、歴史に残るものだった。そのショットは高いアーチを描き、リムに弾かれ大きく跳ね上がったあと、3度ほどバウンスして 奇跡的にゴール。誰もがあの鮮やかなオレンジのボールの行く末を見守り、そして熱狂した。ボールの動きひとつで、あれだけ多くの人を惹きつけるバスケットボールは、やはり魅力的なスポーツだ。

回り道をしたが、本題に入ろう。今回は、メガネケースの話。アイウェアアクセサリーブランド〈DIFFUSER（ディフューザー）〉で、特に人気を集めるホーウィンレザーのメガネケース「HORWEEN LEATHER EYEWEAR CASE」に、このたび新色が加わった。

冒頭のバスケットボールの話に共感してくださる方は、ぜひ読み進めていただきたい。いや、そうでなくとも是非、今回の〈DIFFUSER〉の新作を知っていただければと思う。

そんな〈DIFFUSER〉で人気を集めているアイテムのひとつが、「HORWEEN LEATHER EYEWEAR CASE」。ホーウィン社（HORWEEN）の牛革を使用しているメガネケースだ。
言わずもがな、世界有数の一流タンナーであるホーウィン社。アメリカ（イリノイ州シカゴ）に工場を構える老舗で、ブーツで有名なクロムエクセルレザーや、革小物の素材によく見かけるシェルコードバンなど、革製品が好きな方ならお馴染みの素材が揃う。

 

しかし、〈DIFFUSER〉の面白さは、そんなホーウィン社のレザーを採用しているというだけのところではない。〈DIFFUSER〉が、あえて採用している、ホーウィン社にしてはマイナーなレザーが面白いのだ。（こちらの記事もご参考ください「こだわりを持つあの人の、ディフューザー／ホーウィンレザーのメガネケース」）

 

国内では流通の少ない希少な革を直接買い付けることで、〈DIFFUSER〉のメガネケースは、オンリーワンの魅力的な質感を実現した。程よい厚みと弾力は、繊細なメガネを収納するのに最適であったし、経年変化の美しさと所有欲を満たす高級感という点でも申し分なかった。

 

この素材を使用したからこそ、「HORWEEN LEATHER EYEWEAR CASE」は、時間を重ねるごとに新しい発見を与え続けてくれる。〈DIFFUSER〉がホーウィン社の中でもこだわりのレザーを使う理由は、見たこともない素材による新しい発見をとおして、アイウェアの魅力をまた一歩深いものにしたいという願いからかもしれない。

このホーウィン社のレザーは、その名のとおり、バスケットボールに用いられる革。それも、NBAの公式球…つまり Spalding（スポルディング）に用いられている革なのだ。

 

以下の説明文を、ホーウィン社の公式サイトから引用することとしたい。

Horween is proud to produce the finest football, basketball, and ball glove leathers. They extend to this line the tradition of excellence and quality that all of our products are founded upon. They have had the opportunity to work with top sporting goods manufacturers to develop these leathers. Their philosophy that the best leather is part of the best product translates very well into a market where skilled athletes view their equipment as precision tools. They’ve been diligent and thorough in producing these special leathers where no detail has been overlooked.

ホーウィンは、最高級のサッカー、バスケットボール、ボールグローブレザーを製造していることを誇りに思っています。 それらは、私たちのすべての製品が基礎としている卓越性と品質の伝統をこのラインにまで拡張します。 彼らはこれらの革を開発するために一流のスポーツ用品メーカーと協力する機会がありました。 最高の革は最高の製品の一部であるという彼らの哲学は、熟練したアスリートが自分の機器を精密工具と見なす市場に非常によく反映されています。 彼らは細部が見落とされていないこれらの特別な革を生産することに勤勉かつ徹底的に取り組んできました。

 

スポーツ用品メーカーと共に、熟練したアスリートのために研究された、唯一無二の特別な革。それが、この「Horween Basketball」だ。

 

〈DIFFUSER（ディフューザー）〉デザイナーの広瀬氏は、ごく少量ではあったが、この革を買い付けることに成功した。
バスケットボール風の革…例えば細かいシボの革など…の革小物は数多くあれど、バスケットボール用の革を、本当にそのまま革小物に使用する例は、おそらくほとんどないのではないだろうか。

 

しかし、もしかしたら広瀬氏は最初から、「Horween Basketball」とメガネケースの相性の良さを分かっていたのかもしれない。

 

この革は、NBAの公式球に使用されているだけあって、表面が滑らないように加工されている。つまり、グリップ力が強く、メガネケースを持ち運んだり、どこかに置いておいたりするときに、この特長がとても役立つのだ。

 

スポーツ用品メーカーと共に、熟練したアスリートのために研究された、唯一無二の特別な革。それが、この「Horween Basketball」だ。

 

それに、色。
バスケットボールそのままの、深く鮮やかなオレンジ色は、他の革では味わえない魅力がある。鞄の中でもすぐに見分けられるし、多少派手な印象があるが、置いておいたときに気分がいい。ひょっとすると、バスケットボールファンの方との会話のきっかけにもなるかも。

 

あるいは少年の頃、ベッドに横になりながら指先でクルクルと回したボールの、上位互換が、メガネケースになってあなたのもとにやってくるのだ。それってなんだか、ものすごく、ロマンがあるんじゃないだろうか。