サステナブルな人工スエードで、荷物も未来も軽やかに。DIFFUSERアイウェアサコッシュ

アイウェアアクセサリー専門ブランドDIFFUSER（ディフューザー）の2023SSのアイテムより、アイウェアサコッシュ「TECH SUEDE EYEWEAR SACOCHE」をフィーチャー。サステナブルでラグジュアリーな人工スエードを使用したこのサコッシュがあれば、毎日のお出かけはより身軽に、そして未来もちょっと軽やかに見えてきそうだ。

人に見せるメガネケース。アイウェアケース＋サコッシュ＝アイウェアサコッシュ

「人に見せるメガネケース」を想定してデザインされた本作「TECH SUEDE EYEWEAR SACOCHE」。取り外し可能なブランドオリジナルの紐でメガネケースを提げることができ、サコッシュのようにしてお洒落にアイウェアを持ち運ぶことができる。アイウェアケースとサコッシュの合いの子のような製品なので、アイウェアサコッシュとでも表現しようか。簡易型メガネケースとしての用途はもちろん、スマホなどの小物を収納するポーチとしても、日常的に重宝するアイテムだ。

このアイウェアサコッシュの最大のポイントは素材だろう。「TECH SUEDE EYEWEAR SACOCHE」の生地は、合成繊維等を取り扱う大手化学企業東レ株式会社によるもので、その名もウルトラスエード。75%ポリエステル（うち約30%は植物由来の再生資源を使用）、 25%ポリウレタンで作られた、サステナブルな人工スエードである。

程よく厚みがあり、それでいて柔らかい。東レが開発したラグジュアリーな人工スエード

東レの人工スエードは、一般的な人工スエードと比べて品質が高い。程よく肉厚でありながらしなやかで、触り心地はさらっとして気持ち良い。従来の薄くてざらっとした人工スエードにはないような、ラグジュアリーな使い心地を楽しむことができるだろう。

その質の高さを証明するように、この素材は様々なラグジュアリーアイテムに使われている。例えば、東レの人工スエードの一つであるアルカンターラと呼ばれる素材は、車好きなら耳にしたことがある方も多いだろう。ランボルギーニやフェラーリなど高級自動車の内装として重宝されている素材で、きめ細やかなさらっとした質感が特徴。誕生以来本物にこだわる人々の支持を集め続けているのだが、そんな事実こそ、東レが展開する人工スエードの質の高さを裏付けているといえる。

ウルトラスエードも、このアルカンターラと同じ括りの素材だ。イタリアで生産・販売される自動車用途の素材をアルカンターラと呼ぶのに対し、日本産でより多彩な商品展開を想定したものをウルトラスエードと呼ぶ。だから、製品の肌触りやその質の高さ、見た目のラグジュアリーさは、アルカンターラをイメージしていただくといいだろう。触り心地が良く、きめ細やかな美しい光沢を、ウルトラスエードでも楽しむことができるのだ。ファッション界隈でもサステナブルな思考が広まりつつある昨今、ラグジュアリーブランドの衣類やバッグ、靴などにも、ウルトラスエードは多く使われ始めている。

素材の説明がやや長くなったが「TECH SUEDE EYEWEAR SACOCHE」もまたウルトラスエードを使用したアイテムだ。本革のスエードに比べ色移りや汚れのリスクが低く、また従来の人工スエードのように耐久性への不安を感じる必要もない。現代の最高の技術をもってして生まれた、最高品質の人工スエード。このアイウェアサコッシュはシンプルなデザインに仕上げたからこそ、その触り心地や見た目の美しさを存分に味わっていただけるようなアイテムとなっている。

これぞDIFFUSER。オリジナルの紐、2色

素材とともにご紹介しておきたいのが、肩紐だ。DIFFUSERファンならお気づきかと思うが、今回の紐ももちろんオリジナル。毎度のことながら、紐までオリジナルで作ってしまうアイウェアアクセサリーブランドって……と、改めてこのブランドを好きにならざるを得ない。

昨年「MILLICROSS 3 TYPE CASE WITH NYLON CORD」をご紹介したことが記憶に新しいが（FEATURE記事「DIFFUSERが作ったマルチバッグ。これでもやっぱり、アイウェアアクセサリーなんです。」）今回のナイロン製の中綿紐は、あの時の紐よりも少しだけ細い。しかし十分な太さがあり、使い心地には満足いただけるはずだ。もちろん軽いし、一日提げていたって疲れない。

長さ調整も、もちろん可能。オリジナルのパターンでは長さ125cmの設定だが、根本の玉結びを結び直すことで、いくらでも長さを短くすることができる。この手のサコッシュは個人的に長さ調整が命だと思っているのだが（…というのもそれが出来るか出来ないかで合わせられる服の幅がぐっと変わってくるのだ…）基準が125cmで、さらに短くできるというのは、本当にちょうどいい。アウターにも軽い装いにもピッタリだ。女性なら、ロングワンピースに短めに提げて、ファッションのポイントにしても可愛いだろう。ファッションに楽しい余白を与えてくれる点は、さすがDIFFUSERだと言える。

オリジナル紐のカラーは、オレンジをベースに水色とホワイトが入ったものと、オフホワイトをベースに赤と青が入ったトリコロールカラーの2色。この手のナイロン紐はアウトドア用品などでよく見かけるが、そういうところにはきっとこんなにお洒落な配色のものはない。軽さや丈夫さなど機能性に特化した紐を、DIFFUSERは見事シティファッションに昇華させている。

ご機嫌な色を連れて、身軽に出かけよう

全部で6色のウルトラスエードで展開される「TECH SUEDE EYEWEAR SACOCHE」。シックなカラーのポーチはトリコロールカラーの紐と、明るいニュアンスカラーのポーチはオレンジの紐と、それぞれ組み合わされている。

「Black」や「Beige」などのオーソドックスなカラーでさえ大人しくまとまっていないのが、なんというかDIFFUSERらしい。6色すべて、ご機嫌なカラーなのだ。どれもその日の自分の気持ちを少しだけ高めてくれそうな、ちょっと外に出かけたくさせてくれそうな、そんなご機嫌な気分を運んできてくれる。

メガネじゃなくて、スマホでもタバコでも、小銭入れでも鍵でも、ガムでも飴でもなんでもいい。ここに最低限の荷物を入れて、ふらっと出かけてみよう。荷物は少なく、軽やかに。そしてサステナブルな人工スエードで、未来もちょっと軽やかに感じられそうだ。思わずスキップしたくなりそうなご機嫌な春の日を、アイウェアサコッシュという新しいアイテムと過ごしてみたい。

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