クラシックに遊び心を、ストリートにエレガンスを。2022AWファッションにみるグラスコードファッション
2022/09/30
「グラスコード」への注目が、最近さらに高まってきているように感じる。ファッション好きにとっては特に気になるアイテムのようで、スタイリングに合わせて付け替える方も少なくないそう。
今回の記事では2022年秋冬ファッションの流行を考察しつつ、グラスコードをどのように使うとお洒落なのか、今一度考えを深めてみたい。
2022年の秋冬コレクション
各ブランドの2022AWコレクションを見ていると、ファッションの流れとして「クラシック」や「フォーマル」という要素がフォーカスされているのだということを強く感じる。ランウェイのルックを見てみても、「ストリート」や「カジュアル」というよりは、普遍的でエレガントな雰囲気にまとめているものが多い。コロナに覆われたこの数年を経て、世の中は改めてタイムレスなものを求めはじめているのだろうか?
ただその中でも面白いのは、それらがただの「クラシック」や「フォーマル」では終わらないということだ。
流行は絶えず少しずつ移ろうものだが、今もまさにその過渡期にあるのだろう。伝統の再解釈…あるいは雑誌などで耳タコかもしれないが「ネオ・クラシック」という新しい視点で、「クラシック」や「フォーマル」は大胆で鮮やかな魅力を与えられている。
先ほど過渡期と述べたが、まさにそれだ。
この秋、まさに今、「ストリート」や「カジュアル」に振るのはちょっと古い感じがするし、かといって「クラシック」や「フォーマル」に染まってしまうのもつまらない。今我々が求められているのは、自分たちなりに咀嚼した自由で新しい「クラシック」なのだ。
そこで筆者は思う。
こんな時に我々にできるのが、小物を上手に使ったスタイリングなんじゃないだろうか。
トレンドのシルエットを意識する必要はあるだろうが、ジャケットにスラックスで簡単に「クラシック」はできる。
そこに小物で遊び心を加えれば、今っぽさを意識した装いになるのでは?
あるいはまだまだ「ストリート」な気分が抜けきらないとする。
そういう時に小物でエレガンスを加えてあげれば、好きな雰囲気をベースに、今年らしいスタイリングに仕上げることができるのではないだろうか。
この記事ではそんな小物として、グラスコードをご紹介したい。
DIFFUSER(ディフューザー)のグラスコードなら、あなたの「クラシック」を、あなたの「ストリート」を、今っぽいファッションスタイルに変えてくれそうだ。
DIFFUSERのグラスコード
東京から世界へ向けてアイウェアアクセサリーを発信するDIFFUSER(ディフューザー)は、2012年スタートのアイウェアアクセサリー専門ブランドである。こだわりを持つ人のメガネライフのために、固定観念にとらわれない様々なアイテムを展開している。
その中でもグラスコードは、いわばブランドの代名詞だ。
そしてそれだけでなく、今やグラスコードというアイテムそのものの代名詞のようにもなっている。
グラスコードといえばDIFFUSER。「グラスコード」と検索して出会わない日はないし、素人も玄人も(ここでは一般のメガネユーザーと眼鏡屋をいう)とにかく愛用者が多い。使い心地とお洒落さの両面で、多くの人に支持されているようだ。
筆者も愛用者の一人だが、その具体的な特徴として、妥協のない素材選びが挙げられると思う。
デザイナーの広瀬氏が理想とする使い心地、見た目のため、どこまでも こだわり尽くしているという印象だ。
先に素材選びと述べたが、素材選びというより素材作りからしていることも多い。
特に紐…グラスコードに用いられる紐に関しては、イメージする質感を生み出すために 工場との密なやり取りのもと試行錯誤し、オリジナルで製作するケースも。
突き抜けた専門性。
だからこそ、多くの人に愛されるオリジナリティがあるのだ。
そしてこのオリジナリティは、スタイリングに取り入れるとより効果を発揮する。
大げさに聞こえるかもしれないが、きらりと光る何かがDIFFUSERのグラスコードにはあるのだ。
メガネを補助する道具ではなく、メガネと同等か、あるいは洋服とも互角に渡り合えるような……。そんな魅力が、このグラスコードにはある。だからこそ、スタイリングのキーとなる役割さえ与えることができるのではないだろうか。
次に2022年の秋冬の話に戻り、具体的にどのようなグラスコードを合わせるか考えてみたい。
多種多様なグラスコードの中にはきっと、あなたのスタイリングを今っぽく仕上げてくれるアイテムがあるはずだ。
秋冬のファッションにグラスコードを
〈冒頭でファッションの流れを考察したが、ここからは具体的に、そこにグラスコードをどう取り入れていくかを考えてみたい。
まず、DIFFUSERのグラスコードはいくつかの素材に分けることができる。
大まかに言えば、レザー、紐、そしてシルバーパーツを使ったもの。もちろんそれぞれに色々なデザインで展開されていて、カラーも豊富だ。
筆者はレザーと紐の2種類を愛用しているが、最近特に気に入っているのは紐のタイプ。
というのもクラシカルな装いをすることが多いので、外しのアイテムとして重宝しているのだ。
ビンテージの紐そのもののような質感は、「クラシック」を上手く和らげてくれる。
肩の力がふっと抜けたような空気感を作ってくれるのが嬉しい。
愛用しているグリーンのカラーはミリタリーっぽいところもお気に入りだ。
(こちらの記事もチェック『DIFFUSERグラスコード|「染め」と「リネン」で表現する「ヴィンテージ」な佇まい。』)
VINTAGE DYING LINEN GLASS CODE / Green & Orange Leather
それから、ブラス調のメタリックなグラスコードで遊ぶのも面白いかもしれない。シックなカラーのジャケットのうなじからこれが覗いたら、色っぽいに違いない。
(こちらの記事もチェック『名バイプレーヤーとしてのグラスコード。DIFFUSERの新作ラメ紐アイテム』)
また逆にストリートテイストに合わせるなら、例えばだけど、こういったブラックレザーの艶やかでシックなアイテムはどうだろう。
普遍的な上質なレザー。
レザーは手入れの仕方やエイジングで色々な表情を出せるけれど、あえて光沢のある感じに仕上げて、ジャージ素材やスウェットなんかに取り入れてみたい。
SOPHISTICATED GLASS CORD / Black
職人が一点一点仕上げているシルバーアクセサリーも同様だ。
このエレガンスな雰囲気は、カジュアルな雰囲気にどんな化学反応を起こすだろう。
(こちらの記事もチェック『DIFFUSERのシルバーアクセサリーと職人。ものづくりのその先へ。』)
さて、今回は2022AWの流行を考察しつつ いくつかのアイテムを挙げてみたが、ここでDIFFUSERのグラスコードを全てご紹介するのには無理がありそうだ。
ぜひオンラインサイトや取り扱い店舗を訪れて、自分ならどう取り入れるかを考えてみてほしい。
そしてその時はアイウェアアクセサリーとして見るのではなく、どうかお洋服を選ぶような気持ちで。
あなたらしい秋冬ファッションの立役者として、グラスコード、いかがだろうか?
【合わせて読みたい】
・DIFFUSER Tokyo、アイウェアアクセサリーを超えて
山田ルーナ - 文