ジョイエブリタイム株式会社

秋のニューヨークより。Joy every time Inc. - 2022AWルック撮影

秋のニューヨークより。Joy every time Inc. - 2022AWルック撮影

2022/12/20

『Joy every time Inc.』が展開するアイウェア関連ブランド、「Mr.Gentleman EYEWEAR(ミスタージェントルマンアイウェア)」と「DIFFUSER(ディフューザー)」の2022AWルック撮影が、この10月ニューヨークで行われた。毎シーズンニューヨークで撮影を行う両ブランド。今回の記事では『Joy every time Inc.』の代表広瀬氏から聞いた話をもとに、撮影チームの紹介や、実際の撮影風景、そして今のニューヨークの写真などをとおして、現場の雰囲気をたっぷりお届けしたい。

Autumn In New York - ニューヨークという街

今これを書きながら、「Autumn In New York」をチェット・ベイカーのトランペットで聴いている。ヴァーノン・デュークという作曲家が1934年に書いたこの曲。ジャズのスタンダードナンバーだが、歌詞を知らないという方は意外と多いかもしれない。

 

Autumn in New York
Why does it seem so inviting?
Autumn in New York
It spells the thrill of first-nighting

 

秋のニューヨーク
どうしてこんなにも惹きつけられるのだろう
秋のニューヨーク
公演初日の夜のあの高揚感にも似ている

 

この歌詞がとても好きだ。私はニューヨークへ行ったことはないのだけど、秋色に包まれた煌めくニューヨークの美しさと、そして冬へ向かう哀愁のようなものを、十分に感じ取ることができる。

 

さて、なぜこの曲を思い出していたかというと、『Joy every time Inc.』の2022AWの撮影が10月に行われたと聞いたからだ。まさにAutumn in New York - 秋のニューヨーク。この曲のように、さぞ趣深い世界だったに違いない。

|2022年秋のニューヨーク(広瀬氏撮影)

ところで、どうしてニューヨークなのだろう。先日ご紹介したように「シルモ・パリ」にも出店しているし(▶︎DIFFUSER、そしてMr.Gentleman EYEWEAR。「シルモ・パリ」で世界と出会う。)、パリをはじめ、ヨーロッパのどこかでもいいはずだ。……そんなことを尋ねると、広瀬氏はこう教えてくれた。

 

「ニューヨークという街は、汚さもあるけど洗練されていて、人にもどこか品があります。そういった雰囲気が、特にMr.Gentleman EYEWEARには合っているように思うんです」

 

品質に定評のある「Mr.Gentleman EYEWEAR」。価格帯としては決して安くはないアイウェアだが、しかし高級メガネにありがちなモードすぎる印象はなく、むしろ身近に感じられるようなブランドだ。そんなブランドの雰囲気がニューヨークという街に合っているという広瀬氏の言葉には、とても納得できた。

 

|雑多な中に品の良さが滲む街

また一方で、「DIFFUSER」にも ぴったりの街だろう。トレンドを意識しているわけではなく、しかしアイウェアの深い知識と厳選された素材をかけ合わせることで、機能的な美しさを追い求めるアイウェアアクセサリーブランド「DIFFUSER」。メガネユーザーに限らず、ファッションコンシャスな人々の新しいファッションアイテムとして、人気を集めている。

 

老若男女が街に溶け込み思い思いにファッションを楽しむニューヨークという街に、とてもマッチしている2つのブランド。ルックでは、その化学反応にぜひ注目したい。

|撮影の様子。NYの美しい街並みを背景に

NYの撮影チーム - ニューヨーク在住の2人の日本人

ニューヨークでの撮影は、おそらく7回目くらいになる。
撮影チームの中心は、ニューヨーク在住の2人。フォトグラファーのクニヨシ氏(Tokio Kuniyoshi)と、ディレクターのヒロセ氏(Atsuki Albert Hirose)だ。

 

クニヨシ氏は、沖縄県出身、ニューヨーク在住。2002年から4年間サンフランシスコで写真を学び、2006年にニューヨークへと移住した。人物を撮る仕事を主としているが、アートとしての写真作品でも、国際的なコンペを数々受賞している。

 

http://shootinglife.net
IG: @tokiokuniyoshi

 

ヒロセ氏もまたニューヨーク在住。Google、Apple、Nike、LouisVuittonなどの大企業をクライアントに持つ3Dデザイナーであり、そしてこれは余談だが『Joy every time Inc.』の代表広瀬氏の実の弟でもある。

 

https://www.atsukihirose.com/
IG: @cjaaah

 

 

そんなメンバーで撮影している「Mr.Gentleman EYEWEAR」と「DIFFUSER」のルック。確かなセンスと実力、信頼感による写真たちは、日本では撮影し得ない独特の空気感に溢れている。ぜひ先のリンクやインスタグラムアカウントを訪れてみてほしい。日本の広告とはひと味もふた味も違った豊かな色彩感覚に、目も心も楽しくなるはずだ。

 

|Tokio KuniyoshiとAtsuki Albert Hiroseによる撮影の様子

『Joy every time Inc.』の撮影では、大体2日間まるっとかけて2つのブランドのルックを撮っていくのだが、モデルやロケーション、そして写真の色味などは、ブランド間でまったく異なる。それぞれの世界観に合わせ、ディレクションを変えているのだ。

 

同じ時期の同じ街、しかしそこに流れる別の空気感を、ぜひ見比べつつ楽しんでいただきたい。

デザイナーこだわりの撮影コンセプト

最後に撮影の小噺を。
今期の「Mr.Gentleman EYEWEAR」のルックに電車と撮った写真があるのだが、これはデザイナー高根氏発信のアイデアだったそうだ。

 

「より身近に感じてもらえるような演出として、電車を選びました。ニューヨークに住むシティボーイ、シティガールたちにとってサブウェイはとても日常的な存在。そんな“普通”の景色の中で、ブランドの世界観を表現したかったんです」

|Mr.Gentleman EYEWEARのルック撮影の様子。NYの地下鉄ホームにて

一方で「DIFFUSER」は、20代や30代など、これまでのファン層より少し若い世代へ向けたルックに仕上がっているようだ。

 

「今回のルックでは、今後さらに取り込みたいと考えている世代を意識しました。モデル選びやロケーションなどに表れていますね。特にロケーションやスタイリングは、ストリートを意識し、トレンドには左右されないけれど自分のスタイルを貫く若者をテーマにしました」

 

 

コロナの影響で広瀬氏が同席できない撮影も続いたが、今回は満を持して、メンバー揃ってのルック撮影となった。そして、先述の「シルモ・パリ」で大きな成功を収めてから初めての撮影……感慨もひとしおだったはずだ。

|DIFFUSERのルック撮影。NYの街角にて

物価は死ぬほど高いけど、人の夢が至る所に落ちている素敵な街。小さくて大きな憧れの街……。そんなニューヨークという地で撮影されたルックによるカタログは、もうじき皆さまにお届けできそうだ。

 

伝わる情報は ほんの少しでいい。ただ今期も、ただ漠然と、『Joy every time Inc.』のアイウェアってなんかいいなと思っていただけたら。そんなささやかな感想をもってもらうために、最高のチームによってニューヨークでかけられた魔法を、ルックをとおして存分にお楽しみいただきたい。

|来シーズンもまたNYで…

山田ルーナ - 文

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